首こり、ガチガチ背中の原因は胃食道接合部だった!?
- 2025年10月14日
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かなちゃん整体院でオステオパシー整体を受けていただいている方の症例報告をさせていただきます。
【40代女性、デスクワーク】お悩み:首肩こり、ガチガチ背中の張りや重だるさ、ギューっとしめつられるような頭痛、ストレス、胃のむかつき、胸やけ、便秘など。
■オステオパシー全身まるごとバランスチェック
まず全身の筋膜に対して傾聴をすると、左側に引っ張られます。横隔膜より上です。横隔膜より上のところに何か制限がある可能性がでてきました。
全身をまるごとチェックすると、左の腸骨後方、左の肋骨グリル、腰方形筋、横隔膜、左の斜角筋、左の第一肋骨、左胸椎の6、7番、左の肩甲骨、左の鎖骨下筋、頚部筋膜、後頭下筋、頭蓋などに機能障害が見つかりました。内臓としては、盲腸、上行結腸、胃食道接合部に制限が見つかりました。
首の症状としては、いつも詰まっているような感じ。背中は背中の筋肉が鶏のささみになってしまっているような感覚。それから、左肩がどこかで引っかかって上げにくいのと呼吸をしてもらうと、左の横隔膜、肋骨グリルがあまり動いていない状態です。
■オステオパシー施術
オステオパシー施術としては、まず便秘の原因となっている可能性がある、盲腸、上行結腸、壁側腹膜などをリリースします。それから胃のむかつきや胸やけの原因となっている、肋骨グリルや横隔膜、横隔食道靭帯、胃に関係する間膜のバランスとってから、胃食道接合部のリリースをします。
それから、最後に頭痛に影響を与えている頭蓋の膜全体と頚部筋膜のリリースを行います。ギューっとしめるようなタイプの頭痛の場合は、静脈の排液がうまくできるの助けることをします。さらに便秘や胃の症状などが起きている腹部内臓の自律神経(迷走神経)のバランスを助けるためも頚部筋膜のリリースをじっくり行いました。
今回の女性の場合は、身体が胃食道接合部や横隔膜のバランスがうまく取れていないところを守るために、巻き肩のように左肩を前に出して、猫背のように背中や腰を丸めるようにして、腹部全体を緩めてリラックスさせるような姿勢をとっていました。その「結果」として、支えようと一生懸命仕事をしていた首肩の筋肉が緊張してしまい、背中の筋肉が鶏のささみのようにガチガチになっていたようです。施術後は首や肩も動かしやすくなり、呼吸もしやすくなったということでした。メルシーボークーです。